旅行と野球が共通の趣味の、還暦間近50代夫婦です。ASD特性のある夫と二人暮らし、アラ還主婦のmalamaです。→詳しい自己紹介はこちら
たまに夫が新幹線を利用する出張に出かけることがあります。
夕方仕事を終えての帰り道。私なら、ひと仕事を終えご当地の駅弁を物色しビール片手に車内に乗り込もうと、ささやかな楽しみを作るけど、夫はそういうことをしません。
「いつものように準備してくれてると思って」
初めての出張の時、私はてっきり車内で駅弁を食べるか、現地で何か食べて帰ってくるものだと思っていました。
ところが帰宅した夫は、当然のように自宅で食べるつもりのようでした。

だって、いつものように準備してくれてると思って

え?せっかく新幹線の中でお弁当にビールって出張の醍醐味じゃないの?
一人では行かないのに、一緒なら行く
考えてみれば夫は1人で外食を積極的にしないのです。外食する時は立ち食い蕎麦か、一度は行ったことがあるお店に限られるようです。それもほとんどは私と一緒に行ったお店。
一緒なら嫌がらずに外食に行くのです。
おそらく、初めてのお店だと注文の仕方や勝手がわからないことや
他人がいる車内で食べることが落ち着かないのでしょう。
理由を夫に聞いても、たぶん「別に」としか返ってこないのだろうな。

一人じゃ行かないのに、私と一緒なら行くのはなんでだろう

隣に誰かがいると、何が起きるか予測できるからかもしれません

あ。怖いのはお店じゃなくて、わからないことの方か
ASDの特徴のひとつに「同一性へのこだわり」があります。国立障害者リハビリテーションセンターの支援の手引きでは、物そのものだけでなく「順番・状況・日課」の同一性にこだわると説明されています。
ここで大事なのは「日課」が含まれていること。出張は非日常に見えますが、ご本人の中では「帰ったら家で夕飯」という日課のほうが保たれているのかもしれません。「いつものように準備してくれてると思って」は、その見え方からすると筋が通っています。
そして一人だと行かないのに、一緒なら行ける理由。初めてのお店は、注文の仕方も、席の座り方も、出てくるものも予測がつきません。でも隣に誰かがいれば、やり方を見て真似られるし、判断を任せられる。つまり見通しが立つわけです。
⚠️もちろん個人差がとても大きいので、「ASDだから外食できない」ということではありません。ただ、先に見通しを渡しておくと動きやすくなるのは、支援の場面でもよく使われる考え方です。
それでもせっかくの出張のチャンスを活かしたい私。
最近は⚪︎⚪︎へ出張に行くよ、と聞けばご当地の名物の駅弁をネットで検索し「あそこは、このお弁当が美味しいらしいからお土産で買ってきてね」と、ちゃっかり自分が夕食を作らず済み、夫も私へのお土産を片手にビールくらいは車中で楽しめるように誘導します。
なんかシナリオ作りのようです。
また綴っていきますmalama


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